浜本まり紗(経歴)

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カリフォルニア州オレンジ郡出身の日系 4 世。バイリンガル。ダンサー、振付師、インストラクター、アクティビスト。Infinite Flow - An Inclusive Dance Company 創始者。慶応義塾大学環境情報学部卒業。同大学大学院政策・メデイィア研究科修士課程終了。プロのアーティストであり、ダンスの素晴らしさを世に提唱する活動家。文化の壁を越え、協調性と信頼関係を育成する言葉なき言語「ダンス」が生み出す魔法を世に広めること、「インクルージョン(Inclusion)」を伝えることを使命に、日々、幅広く活動している。

浜本は、2006年(大学 4 年生の時)、深刻な神経系の病気である「脊髄梗塞」に襲われ、突如首 から下の機能を失い、手足がまひし、寝たきりの状態になった経験を持っている。身体的な回復は 早かったものの、PTSD に覆われ精神的に回復するまでは数年かかったが、2010年に社交ダンス と出会い、ダンスの活動を通じて再起し、その後ロスでプロダンサーとして活動を続けた。その傍ら、 自身が過去に手足が不自由であったにもかかわらず、ダンスを通じて社会復帰したという原体験が あったため、障がい者を対象にしたダンス指導が米国でも非常に少ないという事実に驚き、車いす ダンスに興味を持ち、米国NPO法人Infinite Flow を2015年に設立。

Infinite Flowは、米国初のプロの車いす社交ダンスカンパニーとして 2015 年にロサンゼルス(LA)で創設された NPO で、ダンスとイノベーションを通じて社会にイン クルージョンという概念を広めることを目指している。2018年より、車椅子使用者に限らず、障害の種類、また障がい有る無し関わらず全ての人々を受け入れる体勢で、Infinite Flow - A Wheelchair Dance Company から Infinite Flow - An Inclusive Dance Companyと団体名を変える。

2015年1月、資金ゼロ、毎週30~60時間のボランティア労働を積み重ね、浜本はInfinite Flowを白紙の状態から、NBC Today、Inside Edition、Good Magazine、Refinery 29、Dance Magazineなど 70以上の米国著名メディアに取り上げられるような前途有望なダンスカンパニーかつ社会的企業にまで発展させ、また、Red Bull、Facebook、Appleといったグローバルブランドともパートナーシップも結ぶ。2015年より、Infinite Flowを代表して、Apple社の新たなSteve Jobs Theater(観客にはCEOのTim Cookがいた)やLos Angeles Music CenterとSo You Think You Can Dance創始者Nigel LythgoeによるDizzy Feet Foundation "National Dance Day"、Oregon Shakespeare Festival、Red Bull Amaphiko Festival、No Barriers Summitでのゲストパフォーマンスなど、70以上のイベントに出演。その中では、アカデミー賞受賞者のMarlee Matlin、耳の不自由のセレブのNyle Dimarco、著名なスピーカーのNoah Gallowayなどの著名人との共演も含む。Infinite Flowでは200以上のインクルーシブダンスクラス、ワークショップ、イベントを主催し、その動画は Facebookだけでも3500万ビューを超え、俳優のGeorge Takei、FacebookのCOOでLean Inの創設者Sheryl Sandberg、社交ダンスの世界チャンピオンであるMichal MalitowskiとRiccardo Cocchiなどもシェアしている。動画作品の2本はDance Teacher Magazineの"Video of the Month(今月の動画)"にも選ばれた。最近では、FacebookのOculus VR for Goodプロジェクトで世界的なNPO10団体の1つとしてInfinite Flowの初めてのVR映像を作成。Red Bull Amaphiko US Academyにおいて全国的に有望な社会起業家15人の1人に選ばれた。また the United Chambers of Commerce of the San Fernando Valleyにより "Inspirational Women(インスピレーションを与える女性)" 6人の1人に選ばれる。大学在学中はダンスとアカデミックな研究を結び付け、ダンス科学とダンス教育の分野で研究を行い論文を発表し、国際ダンス医科学学会で3年間リーダーを務めた。今後、アーティスト・リーダーとして期待は大きい。